柴犬レオの幻が・・・・・

 朝夕が過ごしやすく、夜も蒸し暑くないので割合とよく眠れている。身体の調子はまあまあだが、気持ちのほうが元気ない。多分、気持ちの張りがないからにちがいない。いろいろやりたいことはあるのだが、身体が動かない状態が続いている。
 仏壇を置いた部屋は、外廊下があり、夏は光が直接部屋に当たらないので、日中でも比較的涼しい。昼食後、畳の上にごろんとなって一休みしようと思った。枕に頭を置き、廊下と部屋を区切る障子のあたりを見ると、レオが廊下から空いている障子の間を通って部屋に入ってくるのが見えるような心地がした。
 まだレオがいるとき、この部屋でよく昼寝をした。昼寝から目覚めると、別の部屋にいたはずのレオがわたしの傍らで眠っていたことがあった。その記憶があるから、この部屋で横になるとレオがわたしのほうに歩いて来る姿が見えるような気がするのかもしれない。
 レオの姿を感じて、眠気が消えてしまった。飛び起きて廊下に出て、こぼれ日がさす裏庭を眺めた。オハグロトンボが飛んでいる。地面近くに止まる姿を見ていると、レオがいた夏にもオハグロトンボがたくさんこの庭にいたことを思い出し、あのときと変わっていないなと思った。

 午前中は少しだけ草むしりをした。暑い季節、草が生えているとそれだけで暑苦しい感じがするので、なるべくすっきりさせるようにしている。午後は駐車場の後ろに作った花壇〈前は野菜を育てた)にこぼれ種から生えた青シソを10本近く抜いて、他の場所に移植したり、ポット鉢に植え替えた。あちこちに芽を出した青シソが大きくなり、カワラナデシコに覆いかぶさるようになったからだ。ポット鉢に植えた青シソは、誰かほしい人にあげるつもり。


真っ赤なグラジオラスのつぼみがふくらんで、一番下の花は今にも咲きそう
こんな鮮やかな赤色の花はあまり好みでなかったが、
今年はなぜか球根を植えてしまった



昨日の夕方の空
買い物の帰り見上げたら、まるで魚の骨のような雲が出ていて、あまりにきれいなので撮った