午前中だけで一日分、疲れたあ〜

 天気予報は寒くなると言っていたが、朝方はともかく日中は日差しが出てそれほどでもなかった。
 老犬レオは朝5時半ごろ起きたので、わたしもこの時間なら、と起きた。家の前の道路に連れて行ったがほとんど歩かず、塀に寄りかかっている時間が多く、車の下に潜り込もうとするなど目が離せない。
 小一時間ほど外にいてもおしっこをする気配がないので、家の中に戻ったが、すぐ外に行きたそうにした。朝起きてから、お昼前まで、家の中より外にいたがった、レオ。
 ずっとレオの側にいて見ていることはできなかった。朝ごはんのホットケーキを焼き始めた時、レオが外に出たがったので、火をつけたまま道路へ。レオを駐車場に入れて、台所に一回戻るがまだ焼けていないので、まだ外へ、レオはおしっこもせず、ただブロック塀に寄りかかっているだけなので、抱いて家に戻った。朝ごはんも立ち食い状態、焼きたてのホット―ケーキにバターを塗り、庭にいるレオにもあげたら、おいしそうに食べた。
 大根を一本買ったので、豚バラ肉と煮ようと、準備をするのも庭にいるレオの様子をときどき見ながら。だしをとったり、大根を生米を入れてゆでたり、豚バラ肉を煮こぼしたり。鍋に大根と豚肉、だし汁を入れて煮込む段階まで、庭と台所を行ったり来たりした。ほぼ大丈夫とは思うが、万が一、道路にレオが出たら、と思ったし、庭にほっぽっておくことはできなかった。
 (レオがパソコンに向かっているわたしの邪魔をしに来た。レオはパソコンをいじっているわたしが嫌い。レオのことを無視するから)(レオは邪魔しに来たのではなかった。外に行きたいとアピールしに来たようだ。無視したら、ソファとアルミサッシの隙間でおしっこした)
 早朝から午前中ほとんど外にいたレオだが、おしっこをしたかどうか確認できなかった。フリースのお腹側が少し濡れていたから、したかもしれないがしてないかもしれない。用を足してから朝ごはんを思っていたが、わからないまま、お昼前にレオに朝ごはんをあげたら、たくさん食べた。お湯で薄めた牛乳も朝から数回飲んだ。
 やれやれ。自分のお昼ご飯を食べてから、疲れがどっと出た。家の中と道路、庭を行ったり来たり。台所で煮ものをしながら、レオの様子をみつつ、庭のバラの手入れ・・・・同時に三つのことをやったりした。
 このあわただしいときに、さらに困ったことがあった。数日前、レオの抗てんかん剤を動物病院に取りに行ったが、家に帰って薬を見ると、いつもの薬と違っていた。いつもは半錠にしたものを10日分、一日分ずつ袋に小分けしてくれる。今回はシートに入ったままの薬が10日分、つまり、いつもの2倍量あった。同じ薬だろうか、疑問に思い、電話すると、獣医師が出てきた。
 「いつもいただいている薬と同じですか」「同じような薬ですが」このことばに少しイラっとした。同じような薬ですむなら、新薬など開発しなくていいじゃないですか。違いがあるから、いろいろな薬があるのでしょう?
 「こちらのミスで、いつもと違う薬を出しました」とすぐミスを認めたので、こちらも声を荒げることはなかった。
 取りにきていただいてもいいが、お持ちすることもできますよ。と言われたので、持ってきてもらうことにした。

 午後、レオといっしょに久しぶりに昼寝。薬を持ってきた人の声で目が覚めた。獣医師が自分で持ってきてくれた。こちらの管理不行き届きで、と言っていた。
 動物相手だから、薬の出し方もいい加減なところがあるのだろうか。あまり深く追求しないことにした。実は深く追求したいタイプなのだが、いちいち追及していたのでは身が持たない。
 薬といえば、生前、父母の薬を薬局が取り違えたことがあった。父の薬が母の袋に、母の薬が父の袋に入っていた。父は母の薬を飲み、体調がおかしくなったと言っていた。母は父の薬を飲まなかったと思う。いつも薬があまっていたので、新しく持ってきた薬はそのままにしていた。母が薬の取り違えの後、一か月後に亡くなったが、このことは関係なかったと思う。

テッポウユリの芽が出た


今年の柿は大不作
こんな柿が10〜20個しか成らなかった
まだ熟していない実をヒヨドリたちがかじってしまう




 夕方、昼寝をしたせいか、少し元気になり、車で駅前のスーパーマーケットまで行った。駅前の銀杏並木が黄色く色づいていた。あわただしい一日の後、黄色い銀杏の葉が目にしみるほどきれいだった。前行った時はまだ青々あしていたのに。
秋の深まりを感じた。
 レオが好きなクロワッサンを駅前のパン屋で買った。試食のパンがいろいろ出ていて、わたしとしては珍しく、ぜんぶ試食してみた。クルミ入り、マカデミアナッツ入りはおいしいが、よくある味。アールグレイの紅茶とオレンジピール入りのパンは変わっているがおいしかった。いちばん気に入ったのは、ドライトマト入りのパン、とてもおいしかった!トマトの甘みがぐっときた。
 おもしろかったのは、外国人の男性がわたしがあまり試食しているので、自分もしたくなったのか、買い物を終えて外に出ようとして引き返し、試食パンのほうに行って、ひとつつまんだこと。
 ドライトマトのパンは今日は買わなかったが、こんど買うつもり。

 色づく秋を探しに、町へ出たくなった。