歌会の仲間と昼食会を

 気温は高めで日中はコートがいらなかった。

 武蔵小杉の歌会の仲間と川崎で昼食会を開くことになった。少し早めの11時半にJR川崎駅改札を出たところで待ち合わせた。

 今年の7月に歌会をやめた高齢の方と、今年の2月から歌会を休んでいる方、さらに長く歌会を欠席してる方の三名も昼食会に参加することになっていた。 

 だが待ち合わせ場所に行くと、2月から歌会を休んでいる人はいたが他の2名はいなかった。ほんとうは歌会をやめた高齢の方のためにときどきは会おうということで企画した昼食会だったが、間に入った人によるとご本人はもう無理ということだった。電話で話すくらいが精いっぱいで、会って食事をするのは大変のようだ。

 長く歌会を欠席してる人は歩くのが難しくなり、タクシーで川崎駅前まで乗り付けるつもりだったが、気が変わったようだ。川崎駅のまわりの土地勘がなく、目的の店までどれほど歩くのか分からなくて不安だったのかもしれない。

 そんなわけで、一昨日の歌会に来た仲間プラス一名の5名の昼食会となった。

 ラゾーナという川崎駅前の商業施設の1階にある、丸善のレストランで食べた。ここはハヤシライスを日本で初めて考案した方が創業したレストランだ。早矢仕ライスとメニューには書いてある。この早矢仕さんが考案した方である。

 具が少ないがソースはおいしかった。さすがハヤシライスの元祖である。小さなソフトクリームを食後のデザートにした。

 食事をしながらの会話はわたしの知らない人が多く登場して、この仲間のなかではいちばん新人だから仕方ないと思うがあまりおもしろくない。他の人たちはいっしょに20年、30年と短歌を学んできたので、昔の知り合いが多く、その話が多い。

 あまりこの歌会の仲間と親しさが深まらないのはその辺もあるように思う。年齢もひと回りくらい違う。

 とはいっても、たまにはこういう昼食会もいい。

 2月から歌会を休んでいる人は、短歌よりこういう集まりがいい、短歌は付け足しのようなことを言った。歌会には出席したいが短歌が作れないようなことも話したので、短歌抜きで食事をする会には喜んで参加するのだろう。

 

最寄り駅前の銀杏並木も黄葉している

庭に咲いている花を切ってきて台所の出窓に飾った、花がだんだん少なくなる