気温が上がり、スモモの実は鳥たちに食べられて

 梅雨明けを気象庁が発表したが、ひと月ほど早い土用を迎えたような天気だ。

 庭のすももは最初は熟するのが例年より遅くなったように感じたが、暑い日が連日続くことで急に熟す速度が速まった。甘みが昨年より濃いすももに鳥たちが集まり、あんなにたくさん実っていたものが急激に数を減らした。

 もちろん、わたしがもいだ実もかなりあるし、熟れて落ちたものもあるが、鳥たちも同じくらいついばんでいる。

 朝は少し遅めに起きたので、もうすでに陽ざしが強かった。庭の植木鉢に水やりをした。この陽ざしで水が切れたら、植木鉢の植物はすぐ枯れてしまうだろう。朝食後はいっそう陽ざしが強く、家の中にこもって、パソコンに向かったり、伊勢神宮に送る題詠1首を考えたりした。

 お昼前、友だちからラインがあり、しばらくやりとりした。

 昼食後しばらくたって、少し日が傾いてきたころ庭に出た。残っているスモモをもいだ。木の上のほうはわりあいと残っているが、だいぶ熟れている。この暑さがすももを早く熟れさせたようだ。熟れ過ぎたすももが自然に落ちて、あたりに甘い匂いを放っている。

 もいだすももを持って行くと毎年喜んでくれる隣の家の奥さんに持って行ったが、玄関先に届け物は二階で預かりますと書かれてあり、ご自宅にいないのだなと思った。ご高齢で最近お見かけしないので、もしかしたら入院されているのかもしれない。お子さんとの二世帯住宅になっている。

 持ち帰ったすももは冷蔵庫に入れた。先ほどもいだすもものなかで熟れ過ぎたものは種ごとつぶして鍋に入れ、グラニュー糖もも入れた。明日ジャムにしよう。

 夕方はバスに乗って駅前のカフェに行った。バスに乗る前、スマホで短歌を作っていると友だちから(朝の友だちとは別の)ラインがあり、すぐ返信した。スケジュール表が誤操作で消えてしまい、会う約束の日にちの確認だった。

 駅前のカフェでモカカフェを注文して、1時間あまり島田修二の歌集『渚の日々』を読んだ。

 帰りは電車で最寄り駅に移動して、いくつか買い物をし、歩いて帰った。