キッチンや浴室のすりガラスをきれいにする

 寒中ではあるが陽ざしに少しづつ明るさが増してきたようだ。

 わが家は古い家で、台所や浴室に昭和の香りがいっぱいのすりガラスを使っている。そのすりガラスの汚れが目立つように感じた。陽ざしが明るくなってきたからだろう。

 まず水拭きをしたが、汚れの落ち方がじゅうぶんではない。使い終わった歯ブラシに石鹸をつけて、すり硝子の汚れが目立つところをごしごしこすり、濡れタオルで拭きとるとかなりきれいになった。すり硝子は細かい凹凸があるので、歯ブラシが役に立つ。

 家の中からと外から、濡れタオルで拭きとり、気になるところはブラシを使い、台所と浴室のすりガラスをきれいにした。

 この家が新築だった頃、母がまだ若く、わたしがこどもだった頃、このすり硝子は母にとって新しい生活の輝きそのものだっただろう。その頃に少し近づいただろうか。

 若い母に会って聞きたくなった。どんな気持ちで新築の家で生活をはじめたのか。

 古くなったキッチンは2019年の床上浸水のあと、新しいシステムキッチンを入れて使いやすくなった。この新しくなったキッチンを母に見せたいとも思った。きれいになったねえ、と母は喜ぶだろう。その笑顔を見たい。

 すりガラスの清掃を終えてからお昼前に近くの菩提寺へ墓参に行った。母の命日である、1月12日に手向けた花がまだ元気に咲いている。黄色いスカシユリつぼみのときに鳥に食べられて、どの花もかじられた跡が残っている。飢えた鳥たちにとって貴重な餌だから、仕方がないと思った。

 昼食後、パソコンでユーチューブのセミナーを聴講していると、友だちから電話があった。今年もこの友だちと進めていきたいことがいくつかある。ともに同じ方向を向いて、いいパートナーとして。

 夕方はバスに乗っていつもの駅前のカフェに行った。歌人、大森静佳さんの歌集『カミーユ』を読んだ。時々、ラインのキープメモで短歌をつくりながら。

 

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菩提寺の庭に早咲きの桜が咲き始めた

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キッチンの出窓のすり硝子