気持ちのいい秋晴れ、窓を開けて掃除をした

 昨夜は寝つきが遅くなり、その分少し遅めに起きたがそれでも寝不足気味である。

 目が覚めた時、雨戸のすき間から朝の光がさしこんで部屋がぼんやり明るかった。雨戸を開けると光が勢いよく部屋を満たした。閉めた障子に椿の葉をくぐりぬけた光が不規則な模様を描いている。

 朝から気持ちのいい青空がひろがった。

 洗濯機を回しながら部屋の掃除をした。

 部屋部屋の窓を開け放ち、風を入れた。布団を干して、シーツを洗濯した。お客様の座布団も押入れから出し、日の当たる廊下に並べた。弟の奥さんの実家からこの家を改築したときに贈られたものだから、すごく年季が入っている。昔は年に何回か家族が集まる時に使ったが、もう30年近く使っていない。ときどき風や日にあてている。

 居間でパソコンに向かい、昨日詠った短歌をワードに入力した。

 午後は昨日手紙が届いた岡山の歌友だちに返信の葉書を書いて投函した。わたしが詠んだ短歌についての友だちの指摘がとても参考になったこと。お礼の葉書である。

 そのあと、車でホームセンターに行くつもりだったが睡眠不足がたたり眠くなった。30分ほど仮眠をとって行こうと横になったが、かなり眠ってしまったようだ。

 目が覚めるとあたりはうす暗くなっていた。部屋の灯りは全部消して眠ったのである。寂しい夕暮れのなかにひとりいる気持ちになり、父母がいるころを思い出した。日中は居間の灯りはつけっぱなしで、居間にはほとんどの時間、父か母がいたのである。

二人ともあまり話さないがいつもいたのだ。

 歳月が過ぎたことを思い、打ちのめされそうになったが起きて灯りをつけて、体を動かした。干した布団を新しいシーツでくるんだ。雨戸を閉めたり、夕食の準備も。友だちに聞きたいことがあったのでラインを送った。

 こうしているうちに気持ちがまぎれた。

 ホームセンターには明日か明後日行けばいい。