思い出の朝顔が咲いた

 朝から晴れて今日も猛暑日となった。

 日中、外に出たのはメダカのえさやりと、植木鉢の水やりくらい。植木鉢を日なたに移す作業もやった。 

 朝早い時間にこれから日があたる場所に移した植木鉢のひとつが、朝顔の行燈作りのひと鉢。老犬ももこがこの家にいた2016年に咲いた朝顔の種子を蒔いて育てて繋いできたものだ。白に近いあわい桃色の、老犬ももこに似たイメージの朝顔だ。

 今年は新しく種子を買って蒔いた朝顔が不調で、2016年から種で繋いできた朝顔が比較的元気に花を咲かせてくれる。コロナの影響でホームセンターで種を買えずに、インターネットに買った朝顔の種子が思ったような大きさ・色の花を咲かせず、ややがっかりしている。

 

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あわい桃色の大輪の朝顔、花びらが大きく切れやすい

  老犬ももこがいた頃、花壇で咲いていた濃いめの桃色の日日草も咲いた。こちらも種で繋いで今年で4年目になる。

 

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濃いめの桃色の日日草

 昨日メールで送った、昨年の高校の同窓会の写真は無事にみなさんに届いたようだ。ぽつぽつと写真のアルバムが届いた旨を知らせるメールがこちらにも届いた。コロナウィルスの感染拡大の影響で中止になった今年のクラス会。一年くらいすぐ経つと言えばそうだが、この一年で変わることもある。この歳になったら一年一年を大切に生きていきたい。

 外出の予定がなかったので日中はずっと家にいて、江戸雪さんの歌集を読んだり、パソコンのワードで「八月の短歌」にいくつかの短歌を入力した。若山牧水の短歌大会にはここ数年毎年短歌を応募しているが、今年の締め切りは明日である。明日の消印有効なので明日投函しないといけないが、どの短歌を送るかまだ決めていない。明日集中して決めるつもり。

 午後は短い仮眠をとり、夕方はいつものように古墳のある公園に散歩に行った。古墳の山に入って、大木の根元の洞をほじくっているがいた父親がいた。こどものために何かの虫を探しているのだと思うが、古墳のなかに入るのはどうだろうか。古墳のなかに植えられている木に枯れかかっているものが目立つ。こういうときに木に負担がかかることをしてはいけないと思う。

 コロナの影響でこどもの遊びが近場に集中するようになり、身近な自然が遊び場になっているが、身近な自然がこわされそうでひやひやしている。こどもたちのどんな遊びも受け止めるような、たくましい自然は身近にはないような気がする。自然さえもひ弱になって、人が必要以上に入りこむことですぐ破壊されてしまうような気がする。

 

思い出のコップ割れれば思い出の破片さりさり拾ひたり

 

あの友とはこんどお昼でもと、電話切りそのまま五年会わずになりつ

 

ぼちぼちと対岸の灯がともり初め夕焼け空を見てをりぬ

 

あかあかと夕焼け空の極みから鎮まりてゆく寂しさを見る