昨日の午前中は特別支援学校のカフェに行き、ハーブティーを味わい、知人たちと談笑した。
知人のひとりに昨年、青の國若山牧水短歌大会で佳作をいただいた表彰状と副賞のお茶椀を見てもらった。おめでとうと言われうれしかった。
賞をとってもそれは通過点でその後が続く。賞をもらったからと言って歌がうまくなることはない、歌がうまくなったから賞をいただいたのだがその後はいっそうの努力でもっとうまくならないと、と思う。
午後から歌会なのでカフェは早めに出て、簡単な昼食を食べて家を出た。
武蔵小杉で月に2回の歌会が開かれ、昨日は2回目。
参加する仲間はいつもより二人減った。ひとりは退会し、ひとりは入院して退院したが歌会に出席するほど回復はしていないようだ。本人は歌会を楽しみにしているようなのだがいつも車椅子で会場まで来て、車での送り迎えはご主人がしてくれる。だが車椅子でも来れないほどの体調なのだろう。
歌会の先生も調子が悪かった。ろれつが回らず、聞き取りにくかった。話すことばを選ぶにもいつもより時間がかかったように思った。肺気腫を患っているので、脳に酸素が十分にいきわたらず、話すことが難しなっているのか。仲間のひとりが先生に聞いたところ、先生も症状を自覚していて早めに病院に行くとのことだ。
歌会の後は近くで新年会があり、先生はいつもは飲む酒類を召し上がらなかった。中華料理のコースだが食もあまり進まないようだ。
仲間のひとりに別の歌会を見つけておいたほうがいいと言われた。いつまで先生が歌会に来てくれるかわからないということだ。
老犬ももこが死んでから2年と4か月、最初は月に一回だけ出席し、一昨年の11月から2回出席するようになった。2回出るようになってまだ1年と少しだ。やっと慣れてきたと思ったらさよならかもしれないと思うと落胆は強い。
ただ、歌だけは続けていきたいのでいろいろな方法を考えてみたい。明治神宮歌会はわたしが短歌を始めたきっかけの歌会なのでずっと続けてゆきたい。柴犬レオが死んでからの歳月を明治神宮歌会に通って過ごしてきた。こころのなかのレオはいつもわたしを励ましてくれたし、老犬ももこもいつもわたしの味方になってくれる。
昨夜は2時過ぎまで短歌を作っていて眠れなかった。
今朝は7時半に起きた。いつもより2時間以上遅い起床だ。
1月末締め切りの短歌雑誌に送る詠草8首がなかなか決まらず、困ったことだ。
今日も短歌作りに励んだが、あと2首なんとかしたい。
父逝きしその朝に咲くクロッカス白花ひとつ桃の木の下に
植ゑし人見ることのなき蝋梅の花あまた咲きわれを喜ばす
今までで一番きれいにたくさん咲いた蝋梅を
毎日眺めて楽しませてもらっている
どんなに悲しい時もクロッカスの花が咲くとなぐさめられたことを思い出す
父が2月に息を引き取った朝、その年のはじめてのクロッカスがひとつだけ咲いていた
白い花だった
この黄色のクロッカスは多分明日には開くだろう