今日は変な天気で厚い雲がおおったかと思うと、雲の切れ目から強い陽射しがさす。早朝はまったく風がなかったので、9時頃から風が吹き始めた。
台風17号は山陰地方沖の日本海を進んでいる思うがその影響が関東地方に及んでいる。台風15号で被害を被った千葉県の方々、これ以上被害が大きくならないよう願うのみです。
昨日は月に一回開催される明治神宮月次歌会の日。
JR原宿駅を降り、跨線橋をわたって大鳥居をくぐった。原宿駅前も様変わりしてきた。新しい駅舎の建設が着々と進み、利便性は高くなるが古い駅舎の行方が気になる。なんでも古いものをこわし新しくすればいいわけではない。見慣れ親しんだ駅舎がなくなる日を思うと胸が痛む。
いつものように社務所内の会場まで歩き、別の歌会の仲間の前の席に座った。仲間ふたりが来ていて、もうひとりは腰の手術をした後まだ来られない状態。なんとなくもう歌会に来ないのではないかと思うようになった。
今日の歌会の講師は栗木京子さん。当座(その場で出される詠題)は「原」。
みなさんは「原」という字から発想をひろげてさまざまな歌が出詠された。わたしはオーソドックスな発想で、もっといろいろ発想を飛ばせばよかったと思った。この反省は次回に活かそう。ただ、自分の生活で親しんだ光景を詠うことがよくないとは思わない。わたしの歌のいちばんいいところは生活のなかから詠われている。ただ、題詠のときは頭をやわらかくして飛んだり遊んだりするのもおもしろいと思った。
飛んだり遊んだり楽しみながら、自分の生活に帰ってくるとまた新鮮に感じられるのはないだろうか。
わたしが出詠した歌は
土手の原彼岸花残し刈られゐてさみどりの芽が空へ吹き出ず
腰ほどの高さの原に入りゆけば殿様バッタが吾を迎えたり
妙に孤独感が感じた歌会を終え、家に帰った。いつもだど歌会の後の夜は神経が高ぶって眠れないことが多いが昨夜は眠くて眠くてたまらなかった。
あまり早く眠ると朝早く目が覚めるので眠るのを我慢して1時間ほど起きていたほど。
朝起きてこのブログを書いているのは午前中だが、昨日の疲れが残っている。いろいろなことを感じ、考え、そのことで疲れたところもある。
もう一つの歌会の行方が気になる。肺炎で入院した先生は9月の一回目の歌会を休んでいて、2回目の歌会も出られないとのことだ。休むではなく、もう歌会に出てくるのはやめていただきたいのだが、このことを先生に言いだすのをためらっているようなところがある。
そのもどかしさにわたしの神経が軋みを立て始めた。わたし自身の結論をどこかで出すことにしよう。
11時近く風が鳴る音が聞こえる。日本海側を台風は北上していると思うが風が強くなったのを驚いている。