シャインマスカットの絵を描いてみた

 思ったより天気が崩れず、ときおり陽射しが出た。

 今日いちばんうれしかったことは近くの川で翡翠を見かけたこと。

 もともとは六郷用水といって農業や生活のための水が流れていたが、いまは都市川となっている川がわが家の近くにあるがそこに翡翠がいた。

 人の手が入っている川で、流れのなかに大きな石を置いているところがある。人が川の近くに降りて川に沿って歩けるようになっているところもある。

 川のなかの大きな石に翡翠が止まっていた。小さな魚の群れが泳いでいるのを見かけるので、その魚を狙っているのだろう。

 十数年前にこの川で初めて翡翠を見てから、ときおり見かけていたが今年は見るのが初めてなのでうれしかった。こんなに人の生活に近い川で翡翠が長い間、命を繋いできたことに喜びを感じた。

 午後になり、玄関のチャイムが鳴るので出るとお向かいの奥さんがいて、シャインマスカットをいただいた。葡萄は高熱を出して峠を越えたときに、枕もとに母が持ってきてくれた葡萄を口にふくんで生きている実感を味わったことがあるので、わたしにとってのソウルフードだ。これも今日のとてもうれしいこと。

 いただく前に絵を描きたいと思った。絵を描かないと食べられないと思った。

 夕方から描き始め、夕食をはさんで描き上げた。

 これで心置きなく味わえる。

 

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 もうひとサイズ小さなスケッチブックに描けばよかったと思ったが、スケッチをし直す時間がなく、落ちた葡萄を入れたり、背景を工夫してなんとかもたせた。

 2Bの鉛筆でスケッチ、水彩色絵具で彩色、背景は水彩色鉛筆を使った。