盆栽用の植木鉢を作る

  朝6時前に起きて外に出ると風が涼しく感じられた。

 昨日から空気が夏から秋へと変わった。

 午前中は近くの特別支援学校に行った。校内のカフェでお茶を飲んだ後、生徒さんに案内されて校内の園芸班の部屋に行った。作業を5回にわけて盆栽用の植木鉢を作り、小さな木を植えて盆栽を作る。特別支援学校で行っている作業学習を生徒さんたちといっしょに体験しながら、盆栽作りを楽しめるようになっている。

 園芸班の部屋では小さな鉢に植えた楓とニレケヤキの木の苗からわたしの好きなものを一つ選んだ。

 さらに生徒さんに案内されて陶芸班の部屋へ。ここでは粘土のかたまりを棒で伸ばして盆栽用の植木鉢作りをした。生徒さんが作業用のエプロンを持ってきてくれた。伸ばした粘土を型にかぶせて、植木鉢のかたちに成型する。 今日来れなかった友だちのためにも一つ植木鉢を作った。自分用一つ、友だち用一つ、さらにちょっとおもしろいデザインのものを一つ、計三つ作り、植木鉢の底穴をあけたり、足を作るなどの仕上げは陶芸班の先生がしてくださる。出来上がった植木鉢は2週間乾燥させ、素焼きの状態で3回目のときに出来上がっている。

 粘土を伸ばすのはかなり力がいるので3つの植木鉢を作り疲れた。

 陶芸班の作業学習では生徒さんたちが同じように粘土を棒で伸ばす作業をしている。熱心にやる生徒さん、1~2回伸ばすとあきてしまう生徒さん…いろいろな生徒さんがいて先生は大変だ。飽きてしまう生徒さんには粘土に文字を書いてこれを消してみなさい、みたいな感じでやらせている。それでもすぐあきてしまうのでまた文字を書く、この繰り返し。根気よく生徒さんに作業をやってもらおうとする先生の努力には頭が下がる思いだ。

 焼き物は焼いてみないとわからないと先生がおっしゃった。焼き上がりが楽しみである。

 

ときとして二十四時間ともにゐし犬亡くなりて六年が過ぐ

 

父母を送りし家にともに住み最後の家族はわが犬なりき

 

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今日の早朝の空