紫陽花の絵、背景の色を塗って完成

今日もしとしとと雨が降る一日。雨が降りながらも空が明るくなる時間とどんよりと暗くなる時間がある。

 午前中、近くの特別支援学校に行き、校門横の売店で採れたての野菜を買った。獅子唐、ピーマンミニトマト、モロヘイヤ、茄子、キュウリを各一袋づつ。 

 学校は夏休みに入るので売店やカフェの営業は今日までだ。

 雨が降っているためかカフェはそれほど客が来なかった。ここによく来る知人のひとりがハモニカで三曲演奏してくれた。ビートルズの「レット・イット・ビー」、「コンドルは飛んでゆく」、最後に「茶摘みの歌」で締めくくった。知人の故郷はお茶の産地として有名だ。

 しばらくカフェで美味しいハーブティーを飲んだり、知人や友人ととりとめのない話を楽しむのもお休み。中休みがあると気持ちを新たにまた会えるのでそれはそれでいい。いやそのほうがいい。人との付き合いが苦手なので時間を置いたり、距離をおくことでなんとか長続きをさせられるところがある。

 完成していない紫陽花の絵をみなさんに見せると、紫陽花についてあれこれ話が盛り上がった。

 家に帰り昼食を食べた後、紫陽花の絵の続きを描いた。

 その前にインターネットでゴッホが描いた花の絵を検索した。部屋の中で描いた花の絵にはかならず背景の色があり、どんな色を使っているのか見たかった。今まで知らなかった絵がヒットした。参考にしようという花瓶に活けた花ではないが、空に向かって咲いているアーモンドの枝と花の絵で、ゴッホがこういう絵も描いていたのか!と感銘を受けた。アーモンドの枝ぶりや花が精緻に描かれ、その背景の淡い水色の空の美しいこと!

 早春に葉が出る前に咲くアーモンド。ゴッホは日本の梅と重ね合わせたのではないだろうか。晴れやかで愛らしく、ゴッホの弟の初めてのこどもの誕生を祝福する気持があふれている。この絵を描いた半年後にゴッホは亡くなっているとのことだ。

 来春は澄みきった冬の空を背景に咲く梅の花を描いてみようと思った。

 今描いている紫陽花の絵の背景の色は水色と黄色にした。紫陽花の学名、ハイドランジアはギリシア語で水の入れものという意味を持つと聞いたことがあるので水の色を。黄色は希望の色、光の色だから。

 

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