早朝、3時半ごろ目を覚ましてしまい、4時過ぎに外に出た。
久しぶりの朝の空がきれい。朝焼けはそんなに豪華ではないが、晴れて気持ちのいい一日になりそうな朝の空だ。
駐車場の後ろに置いた鉢植えのアガパンサスが咲き始めた。朝の光のなかで水色の花が透き通るようでしばらく眺めた。アがパンサスはわたしの中では柴犬レオが死んだ後、咲き始めた花として心に刻まれている。亡くなった父がお向かいの、同様に亡くなった主婦の方に株分けをしてもらった花でもある。
家に戻り、また横になったらいつの間にか眠り、次に起きたのは8時。朝日が注ぐ洋室の雨戸を開け、まぶしさに目を細めた。
午前中、梅ジャムの発送と少額の郵便為替を買うために郵便局に行った。偶然、親しくしている近所の奥さんもいて、後で梅ジャムを持って行こうと思っていたので声をかけるとわが家に寄ってくれると言った。
わたしのほうが手間取ったので、待っていてくれていっしょに郵便局を出て、わが家に寄ってもらい、梅ジャムと熟し始めた梅の実を1キログラムあまりあげた。
この方は先週ひどい風邪にかかり、診療所に受診した所、ぜんそくの兆候があると指摘されたようだ。いまは咳がおさまり、だいぶ調子よくなったとのこと。
郵便為替は6月21日が締め切りの塩尻短歌大会に出詠するとき、同封するもの。題詠1首と自由詠1首で千円、応募作全部を載せた作品集が千円で計二千円の為替にした。はじめて出詠するが、その理由は今読んでいる馬場あき子さんの最新歌集『あさげゆふげ』に、選者としてこの歌会に参加した時のことが詠ってあり、なんとなくつながっているような気がしたから。
もう一つ、同じ日が締め切りの短歌大会があり、こちらも出詠するつもりだがまだ1首もできていない。5首まで応募できるとのことだがこちらは参加費が少し高い。
当日消印有効なので、粘ってみていいのが出来なかったらやめるという手もある。
気持ちが滅入るようなことも多々あるが今日のような晴天に恵まれると、このすばらしい季節を思う存分楽しみたいという気持ちに変わった。また雨の日が来るだろうが、その合間の晴天のすばらしさ。もちろん雨の日にも雨の日の良さがあるし、好きである。ただ、気持ちが落ち込みそうなときはきれいな青空、真新しい朝日、ここちよい風、輝く緑、季節の花たちがどんなに励ましになることか。生きているだけでよかったと思わせてくれるからだ。
陽を受けて輝く緑この美しき世界にわれは生まれ変わりて