庭の梅が咲き進む

朝から晴れて陽射しがたっぷりと注ぐ。 

雨と陽射しの恵みを受けて、庭の梅の花がいちだんと咲き進んだ。

沈丁花はほぼ満開で香りはいまがいちばん強い。花の香りは花の成熟度と比例するようだ。

 午前中は近くの特別支援学校に行き、校内のカフェで友人や知人とおいしい珈琲やハーティーを楽しんだ。

 カフェでの実習授業を受け持つ先生がもうすぐ定年を迎えると聞き、驚いた。失礼にあたるかもしれないがもっと若い方と思っていたから。わたしの年齢とは10歳違う。先生の現在の年齢のとき、わたしは何をしていただろうと思うと感慨深い。

 この家で柴犬レオと父と暮らし、父はほとんど家にいて医療と介護を受ける生活だった。食事の時は隣の寝室から居間へかろうじて移動していた父。居間で食事をし、テレビを見るとき以外はほとんどベッドに横になっていた。10年前のそんな父との生活を思い出した。

 10年前はそんなに大昔ではないが10年の歳月はいろいろなことを変えてしまった。

 午後からは美容院に行った。格安にカットしてくれる美容院だ。2年半ほど前には10年以上通っていた行きつけの美容院があったが、担当の美容師さんが変わり、その人と相性が悪かったので通うのを止めて、それ以来安い美容院を利用している。

 いまの美容院ではカットの上手な人がいてその人を指名している。

 帰りはいくつかの買い物をして、重たい買い物を持って家まで最寄駅から歩いた。

 

電車を降りる人らの服装に冬と春があり弥生の五日

 

地面より闇が重なりて梅の花の白さのみ残る庭となりたり

 

f:id:leoleoleoya:20190305083622j:plain

朝の庭

f:id:leoleoleoya:20190305083714j:plain

この庭でいちばんの古木の梅だがこの春は花つきがよくない、植え木屋が短く切ったため

f:id:leoleoleoya:20190305083854j:plain

これは若い梅の花

f:id:leoleoleoya:20190305083819j:plain

f:id:leoleoleoya:20190305083908j:plain

ミニ水仙,テタテイトの花もそろそろ咲きそう

f:id:leoleoleoya:20190305083939j:plain